- 学歴フィルターってあるの?ないの?
- あった場合はどこまでの学歴が評価されるの?
- 学歴が良くなかったら採用されないの?
そういった悩みをこの記事では解決します。
学歴フィルターってあるんですか?と人事担当者に直接は聞けないですよね。
なので今回は10社の採用担当を兼務している僕が、学歴フィルターについて答えちゃいます。
学歴フィルターの実態や対策などマルっとまとめてちゃいます。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
採用コンサルタントに転職して5年目 - 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う
学歴フィルターについての疑問がなくなる記事となっております。
忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。
- 学歴フィルターは程度の差はあれど存在する
- 特に大手企業や老舗企業、専門的な職種で使われる傾向がある
- 学歴以外でアピールできる部分があればOK
- 学歴フィルターを避けるにはスカウトサイトを使おう
就活で学歴フィルターってあるの?ないの?

まず結論からですが、学歴フィルターというのは存在します。ただ企業によって程度の差はあります。
どうして学歴フィルターがあるのか?
理由はとってもシンプル。
企業側(採用する側)はより良い人材を採用したいというのが本音です。
あなたがもし採用する側の立場だと考えてみるとよくわかります。
あなたがもし採用担当だとして採用可能な人数はあと1名だけ。どちらを採用しますか?

言うまでもありませんよね。
採用担当者の仕事はより良い人材を採用して会社の成長に貢献すること。
より良い人材と判断する尺度は色々です。
- 学歴
- 人柄
- 資格
- 部活動経験
- 自己PR
何を重視するのかは企業によって様々ですが、学歴を最優先して考える会社がまだまだ世の中には多いことも事実です。
就活で学歴フィルターを採用しているのかどんな企業なのか?

やっぱり次に出てくるのがこの疑問。
明確に学歴フィルターを採用していると明言している企業はありません。
ですがなんとなく予想することはできます。
- 学生に人気な大手企業やブランド企業
- 歴史が古い老舗企業
- 仕事の知能レベルが高い職種
学歴フィルターを採用する企業の3条件①:学生に人気な大手企業やブランド企業
限られた採用枠に対して何十倍、何百倍との応募があれば正直限られた人事部だけでは対応しきれません。
ですのでふるいにかけなくちゃいけないということです。
そこで使われるのが学歴フィルターです。また大企業かつ歴史が古い企業は会社内に学閥というものがあったりします。
学閥とは会社内で非公式にある母校が同じ人同士の集団のことを指します。
- 東大
- 京大
- 慶応義塾大学
母校が同じ先輩からはかわいがられたり、母校によっては粗雑な扱いを受けてしまうことがあったりします。
採用のタイミングで学歴を重視するような会社は昇進の際にも、学歴を重視します。
そのため学歴によっては評価に納得ができないことだってあるかもしれません。
学歴フィルターを採用する企業の3条件②:歴史が古い老舗企業
学歴フィルターはどちらかというと、伝統的な老舗企業で採用されている傾向があります。
就活「学歴フィルター」がなくならない真因(東洋新聞)にも記載されているんですが、歴史がある企業ほど学歴を重視します。
なぜなら合否を決める幹部たちも同じような方法で採用されたからです。そして入社後ずっと同じように学歴を評価して採用活動が続けられているからです。
自分たちの代で変えるということはとてもリスクのあることなので、変えることを嫌う人たちが多いという側面もあったりします。
学歴フィルターを採用する企業の3条件③:仕事の知識レベルが高い職種
仕事によっては高い知識が必要な職種もあります。
- IT
- 総合商社
- コンサルティングファーム
いずれの仕事も専門性が高いため、求められる知識レベルもやっぱり高くなっちゃいます。
そういった職種では高学歴の学生が求められます。
就活で学歴フィルターはどこで線引きをされてしまうのか?
まずここで知っておきたいのは採用の評価基準です。
それは相対評価であるということです。相対評価とは例えばこんな感じです。
相対評価を一言で言うならば、上位〇名までを採用するという方法です。
ということは自分以外の応募者の影響をとても受けてしまうということです。
例えばこの図を見てください。

この図は免許証の所持の有無を表しています。
左側の全員が免許を持っているのに対して、右側は1人だけしか免許を持っていません。
左側の集団にとっては、免許証は持っていて当たり前ですが、右側の集団にとっては免許証を持っているということはとても貴重なことになります。
学歴だってこれと同じです。
応募者に東大生の割合が多かったり、Fラン大と言われるような学歴の大学が多いかどうかで、学歴に対する評価というのは影響を受けてしまいます。
ということなので、個人的には○○レベル以上の学歴があれば安心だよということは明言できないと思っています。
とはいえそんなことで終わるわけにはいかないので見極めるヒントとしては、リクナビやマイナビの採用実績校を調べるという方法があります。
在籍している学校が過去に採用された実績があるのであればとりあえず学歴はOKだと判断しましょう。
時々リクナビやマイナビ経由で企業側から○○大学のあなたへというメールが届くことがありませんか?
それは企業側はその大学の採用を重点的にやりたいと考えているということです。
そのメールが届いたらチャンスだと思ってください!
就活で学歴が良くなかったら採用されないのか?

学歴が悪くても挽回は可能です。
なぜなら先ほども書いたように学歴とは良い人材かどうかを判断する1つの指標に過ぎないからです。
なので他の部分でアピールすることができればOKです。
過去に就活支援をしていた学生の中でも、学歴以外の部分をアピールして第一志望の大企業に入社した学生もいるので、諦めるのはもったいないですよ。
アピール内容が思いつかないという人は、この記事を参考にしてください。

またすでに内定を持っていれば採用担当者に魅力的な学生だなと思ってもらえるケースもあります。
- 自信があるように見える
- 他の会社で採用しても良い人材と思われたのであればきっと優秀なのだろうと判断される(ハロー効果)
早めの内定獲得が就活を成功させます。
就活エージェントを使えば最短で3日で内定を獲得できるので、ぜひ活用してみましょう。

就活で学歴フィルターを回避する方法
それはスカウトサイトを利用している企業の選考を受けることです。
なぜなら学歴を重視するのであればスカウトサイトを使うことはとっても効率が悪いからです。
- 学歴検索をするのであれば、就活ナビでエントリーしている学生を検索したほうが効率的
- スカウトサイトはスカウトが送られる数が限られているので、一人ひとり吟味しなくちゃいけない
なのでスカウトサイトを利用している企業の選考を受けてみましょう。
有名なスカウトサイトは2つ。
- オファーボックス(OfferBox)
- キミスカ
口コミや評判については記事にまとめているので、良ければご覧ください。


まとめ:就活で学歴フィルターはあるけど、挽回はできる!
学歴フィルターについて書きました。
この記事の内容が役立っていればと思います。最後にまとめです。
- 学歴フィルターは程度の差はあれど存在する
- 特に大手企業や老舗企業、専門的な職種で使われる傾向がある
- 学歴以外でアピールできる部分があればOK
- 学歴フィルターを避けるにはスカウトサイトを使おう
あなたの就活が成功していることを祈ってます!
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