- 人に自慢できるようなすごい経験がない
- エントリシートに自己PRを書かないといけないけど書くことが特に思いつかない
そういった悩みをこの記事では解決します。
自己PRで大切なことは自慢できるような強みやすごい経験ではありません。
今回は自己PRでおさえるべきポイントについて書いていきます。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
採用コンサルタントに転職して5年目 - 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う - 2021卒採用真っ最中!
今回の考え方は自己PRを書くためには外すことができない考え方です。
この考え方をもとに自己PRを伝えられれば、採用担当者から魅力的な人材として評価を受けることができますよ。
忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。
- 自己PRに大切なのは自慢できるような強みや体験ではなく再現性
- 求める人物像に沿った再現性をアピールすることが自己PRでは大切
- 自己PRの要素を見つけるために結果だけを評価するのではなく過程も評価すること
- もし強みを見つけられないから他人に見つけてもらうことが効果的
自己PRの強みがないと悩んでいる人へ!大切なのはすごい経験ではなく再現性

自己PRという名前のせいでたくさんの就活生が自己PRについて勘違いしているんですよね。
自己PRと聞くと輝かしい経歴やすごい強みがないとダメなように感じちゃいます。ですがどちらも本質的には大切なことではありません。
大切なのは再現性です。
ここでいう再現性とは自己PRとして伝えた強みが実際の仕事でも同様に発揮できるかということです。
そしてその強みは仕事で必要とされるものでなくてはなりません。
例えばTOEIC900点の就活生がいるとしましょう。履歴書やエントリーシートにTOEIC900点と書けたなら、とっても魅力的な就活性に見えるでしょう。
じゃあなぜこのTOEIC900点ってすごいのでしょうか?
それは入社後から英語が話せる即戦力として活躍が期待できるからです。
先ほどの言葉を使うのであれば英語を使うことができる再現性があるということです。
そしてこのTOEIC900点は海外との接点が多い企業が相手だと喉から手が出るほど欲しい就活生に見えます。
ですが海外とまったく接点がない企業であれば効果的な自己PRではありません。
つまりTOEIC900点という特徴は
- 外国との接点がある企業では即戦力として活躍できるんだとアピールできる強みになる
- すべての企業に万能で使える自己PRではない
ということになります。
魅力的な自己PRを作成するために必要なこと

まず自己PRを作るために1つ伝えておくべきことがあります。それはすべての企業で通用する魔法のような自己PRは存在しないということです。
つまり自己PRを使いまわすのではなく、企業の求める人物像に沿った自己PRを作成することが必要だということです。
自己PRを求める人物像に沿って作成するために必要なこと
1つおさえるべきポイントがあります。
それは結果だけではなく過程も伝えるということです。
先ほどの例のTOEIC900点で考えましょう。TOEIC900点をとることはすごいですが、それと同じぐらいどうやってTOEIC900点を獲得したのかという過程を伝えることが大切です。
- どれだけ時間を割いて勉強したのか
- 時間を作るためにどんな計画を立てたのか
- 時間を捻出するために工夫したことはなにか
- どれだけの期間勉強し続けたのか
- どれだけの頻度で勉強したのか
- どうやって勉強したのか
- 勉強ではどんな工夫をしたのか
- TOEICのためにどんな対策をしたのか
- その対策が効果的だとなぜ考えたのか
- そもそもなぜTOEICの勉強をし始めたのか
たくさんの質問の切り口が見えてきます。この過程のどこかが求める人物像を伝えるための素材となるわけです。
- コツコツと継続できる人
→TOEICのために勉強した期間、頻度、そのための工夫や計画がPR材料になる - 目標を立てて主体的に取り組む人
→TOEICを受けようとした理由や計画、点数を上げるための対策や工夫などがPR材料になる
求める人物像としてPRできそうな素材であれば特別な経験でなくてもOK
企業側が知りたいのは求める人物像の要件とどれだけ近しいかどうかということです。
ということは求める人物像の適性としてPRできそうなものであれば、すごい経験じゃなくても全然OKということです。
- 読書が苦手だったけど1日15分だけコツコツと毎日読み続けている
→最初は1日数ページ程度しか読めなかったけど、1年やり続けたら20冊読むことができた - 1年間で10キロダイエットした
→毎日3キロ走る計画を立て、最初は歩きながらなんとか3キロを走っていたけど、1年後は一度も休まず走れるようになり、ダイエットにも成功した
もし自己PRになる強みを見つけられていないなら取り組むべき2つのこと
もしまだ自分の強みを見つけられていないなら取り組むべきことは以下2つ。
- 自己分析
- 就活エージェントの利用
自己PRになる強みを見つけられていないなら取り組むべき2つのこと①:自己分析

自己分析を初めてやるときは、人に自慢できるような強みを見つけなくちゃ。すごい経験を掘り出さなくちゃという気持ちで取り組んだのではないでしょうか?
これまでの話を踏まえて求める人物像としてPRできる再現性がある者であれば大丈夫だという視点を持った状態で改めて再度自己分析をしてみてください。
新しい切り口が見つかるかもしれません。
そもそも自己分析をどうしたらいいのかわからないのであれば、簡単にやり方をまとめた記事があるのでこちらを参考にしてください。

自己PRになる強みを見つけられていないなら取り組むべき2つのこと②:就活エージェントの利用
強みって意外と自分じゃ気づかないことがよくあります。
それはなぜかというと強みって無意識の行動や習慣の積み重ねだからです。
自分にとっては当たり前のようなことが他人から見るとすごいことだということはよくある話です。
- 毎日読書を4年間継続している
- 就活で必要だと思って大学1年生から毎日新聞のスクラップを作っている
- 大学に入学してからすべて自分で朝昼晩のご飯を手作りしている
- バイト先の居酒屋で美味しい料理を提供するために牧場まで行き、牛乳の仕入先を変えた
- 授業を分かりやすくまとめるために、自宅に帰って書く清書用ノートがある
自分で見つけられなかったときは一度、第三者に見つけてもらうことが効果的です。
そして就活対策をするのであればやっぱり就活のプロに見てもらうことが一番です。
就活生の利用は無料なのでぜひ気軽に就活エージェントを使ってみてはどうでしょうか?

まとめ:自己PRで大切なのは再現性
さて長々と書いてしまったので最後にまとめます。
- 自己PRに大切なのは自慢できるような強みや体験ではなく再現性
- 求める人物像に沿った再現性をアピールすることが自己PRでは大切
- 自己PRの要素を見つけるために結果だけを評価するのではなく過程も評価すること
- もし強みを見つけられないから他人に見つけてもらうことが効果的
今回の記事がだれか役に立つことを祈ります。
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