就活の準備

業界研究初心者のための具体的な手順を6ステップで解説

悩む就活生
悩む就活生
  • 業界研究の方法がわからない
  • 業界研究ってどこまでやればいいの?
  • 具体的なやり方を教えてほしい

そういった悩みをこの記事では解決します。

この記事では就活に役立つ業界研究の方法を具体的な方法を紹介します。

ちなみに僕の経歴は以下のとおり。

  • 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
    採用コンサルタントに転職して5年目
  • 就活支援をした学生は100名を超え
  • 約10社の採用担当者を兼務して
    2020採用では2,000名を超える就活生と出会う

この記事内では業界研究に使うべきツールなども紹介していますので、読み終えるころには業界研究の方法と必要なツールがわかって、スムーズな業界研究をすることができますよ。

忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。

業界研究まとめ
  • 業界研究にとりかかるまえに、まずは業界研究をする目的をはっきりさせよう
  • 業界研究に使えるオススメなツールは6つ
  • 業研研究は6ステップで完了する

業界研究の目的をはっきりさせる

そもそもなんのために業界研究をするのか、それをはっきりさせておきましょう。目的をはっきりさせるということは、業界研究のゴールをはっきりさせるということです。

業界研究の目的
  1. 産業の成熟度を知る
  2. 働き方の傾向を知る
  3. 福利厚生の傾向を知る
  4. 20年以上先に残る可能性がある仕事なのかを知る

この目的をクリアできれば業界研究はOKです。

1.業界の成熟度を知る

業界によっては拡大を続けるものもあれば、縮小気味の斜陽産業ということだったりすることもあります。まずは業界全体の成熟度を知るところから始めましょう。

  • 業界の歴史
  • 業界全体の売上
  • 業界全体の売上の変遷

簡単ですがこれだけをまず調べておけば業界の全体像をつかむことはできます。

2.働き方の傾向を知る

働き方の傾向は業界全体でなんとなく傾向があるものです。まずは2種類に分けてみましょう。

  1. 労働集約型
  2. 資本集約型

労働集約型とは

文字通り労働を集約することで成り立っている業界です。現場で働く人の価値が高く現段階では機械に置き換えることが難しい仕事が多いです。

そのため優秀な人であれば給料面が優遇されることもありますが、一方で現場で働いている一人ひとりの負担が大きくなってしまうこともあります。

労働集約型の業界例
  • 農業
  • 建設業
  • 接客業全般(飲食、宿泊、小売、介護)
  • 運送業全般(物流、トラック、タクシー)
  • コンサルタント業界

資本集約型

こちらは労働力を集めるのでなく資本を集約することで成り立っている業界です。資本を集約するというのは、例えば設備投資により自動化や省人化が進んでいる業界を指します。

就活生が何となく安定している仕事だとイメージする会社のほとんどがこの資本集約型の仕事です。資本を集約型は労働集約型と比べ一人ひとりに依存することはありません。

そのため気軽に休みを取りやすい環境の企業が多い傾向にもあります。ですが一方でスキルの習熟=設備の扱いに長けることを意味するので、転職では他業界ではスキルを活かしづらい可能性があります。

また設備や機械がないと仕事ができないという欠点も併せもっています。

資本集約型の業界例
  • 製造業
  • 鉄鋼業
  • 化学業
  • 鉄道業
  • 通信業
  • エネルギー業
  • インフラ業界(電気・ガス・石油)

3.福利厚生の傾向を知る

業界ごとによって福利厚生の傾向も大まかには決まっています。

  • 労働集約型産業は残業が多い傾向にある
  • 資本集約型産業は休日が取りやすい傾向にある
  • サービス業は平日休みが多い傾向にある
  • 製造業なら土日休みが多い傾向にある
  • IT業界はリモート作業が推進されている傾向にある

これ以外にも業界ごとの特性が色々とあります。福利厚生ときくと企業研究ではっきりさせていくイメージがあるかもしれませんが、業界の特性上決まってしまっていることだってあります。

まずは大枠から把握しておきましょう。

4.20年以上先に残る可能性がある仕事なのかを知る

20年以上先に残る可能性がある仕事なのかを知る

最近は耳にしなくなってしまいましたが2,3年ほど前には20年後にはなくなる仕事・生き残る仕事というものがブームになりました。

今から25年後に技術的特異点(シンギュラリティ)というものが起こると言われています。これはどういう現象なのか?簡単にいえばAI(人工知能)がレベルアップするということです。

今このAIは人間が作り、人間が操作することで価値を発揮しています。

ですが25年後にはAI自身が判断し、AIがさらに新しいAIを作り出すようになると言われています。

つまり今はAIは人間に依存していますが、25年後にはAIは自分自身で意思を持って判断し、世の中にあるあらゆるものがAIが代わりに行うようになるということです。

20年後になくなる仕事は代わりにAIが行うようになるということです。ちなみAIにとって代われる仕事と言われてる仕事は以下の通りです。

IC生産オペレーター、 一般事務員、 鋳物工、 医療事務員、 受付係、 AV・通信機器組立・修理工、 駅務員、 NC研削盤工、 NC旋盤工、 会計監査係員、 加工紙製造工、 貸付係事務員、 学校事務員、 カメラ組立工、 機械木工、 寄宿舎・寮・マンション管理人、 CADオペレーター 、 給食調理人、 教育・研修事務員、 行政事務員(国)、 行政事務員(県市町村)、 銀行窓口係、 金属加工・金属製品検査工、 金属研磨工、 金属材料製造検査工、 金属熱処理工、 金属プレス工、 クリーニング取次店員、 計器組立工、 警備員、 経理事務員、 検収・検品係員、 検針員、 建設作業員、 ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)、 こん包工、 サッシ工、 産業廃棄物収集運搬作業員、 紙器製造工、 自動車組立工、 自動車塗装工、 出荷・発送係員、 じんかい収集作業員、 人事係事務員、 新聞配達員、 診療情報管理士、 水産ねり製品製造工、 スーパー店員、 生産現場事務員、 製パン工、 製粉工、 製本作業員、 清涼飲料ルートセールス員、 石油精製オペレーター、 セメント生産オペレーター、 繊維製品検査工、 倉庫作業員、 惣菜製造工、 測量士、 宝くじ販売人、 タクシー運転者、 宅配便配達員、 鍛造工、 駐車場管理人、 通関士、 通信販売受付事務員、 積卸作業員、 データ入力係、 電気通信技術者、 電算写植オペレーター、 電子計算機保守員(IT保守員)、 電子部品製造工、 電車運転士、 道路パトロール隊員、 日用品修理ショップ店員、 バイク便配達員、 発電員、 非破壊検査員、 ビル施設管理技術者、 ビル清掃員、 物品購買事務員、 プラスチック製品成形工、 プロセス製版オペレーター、 ボイラーオペレーター、 貿易事務員、 包装作業員、 保管・管理係員、 保険事務員、 ホテル客室係、 マシニングセンター・オペレーター、 ミシン縫製工、 めっき工、 めん類製造工、 郵便外務員、 郵便事務員、 有料道路料金収受員、 レジ係、 列車清掃員、 レンタカー営業所員、 路線バス運転者

引用元:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~』/2015年12月2日/株式会社野村総合研究所/(https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf)より抜粋

自分が将来就職先を選ぶ際に、この中にあるものを選ぶと25年後には同じ職種で働いていない可能性があります。

業界研究に使うべきツール6選

業界研究に使うべきツール6選

目的がはっきりすれば次はどうやって業界研究をするかということです。

まずは業界研究で使えるオススメのツールを紹介します。

  1. リクナビの「業界ナビ」
  2. 新聞・ニュース
  3. 本(書籍)
  4. 業界研究セミナー・合同企業説明会
  5. 口コミサイト
  6. 就活エージェント

1.リクナビの「業界ナビ」

リクナビの業界ナビはまずは業界研究初心者にオススメです。7つの業界を紹介してあり、平均年齢平均勤続年数などがまとめて書いてあるので、大まかに業界についてまずは知るきっかけになるでしょう。

業界ナビがまとめている業界
  • メーカー
  • サービス・インフラ
  • 商社
  • 銀行・証券・保険・金融
  • 情報(広告・通信・マスコミ)
  • 百貨店・専門店・流通・小売
  • IT・ソフトウェア・情報処理

2.新聞・ニュースを活用する

特に業界の最新情報を集めるのは新聞・ニュースを活用することが効果的です。自分が気になる業界の最新情報を集める習慣をつけましょう。業界にもよりますが、1か月~半年ほど継続しておけばなんとなくの業界の動きの傾向がわかるようになります。

他にも業界によっては専門的な新聞もありますよ。

3.本(書籍)

業界研究には本も有効活用していきましょう。色々と業界研究のオススメの書籍はありますが基本的にはこの2冊があれば、大丈夫ですね。

業界地図の方では業界の大枠を把握するために使い、四季報は各業界の有名企業5社ほど調べるためのツールとして使ってみてください。

同業他社を色々と調べると書く会社の特徴もわかりますし、大まかな業界の方向性や福利厚生についても把握することできるので2度おいしいですよ。

4.業界研究セミナー・合同企業説明会

業界研究セミナー・合同企業説明会

リクナビ・マイナビなどの大手ナビサイトでは合同企業説明会を実施するタイミングでセミナーを行っていることもあります。

どうせ合説に参加するのであればこういった業界研究セミナーにも参加してみましょう。実際に働いている人事担当者や先輩社員のリアルの声を聴くことができるチャンスです。

中には業界研究セミナーといいつつも選考の1種として利用している会社もあるので情報収集をしつつ選考のために、顔を売っておくこともオススメします。

5.口コミサイト

実際に興味がある業界で働いている人がいるのであれば直接、話を聞くのが最も効果的です。ですが自分が興味ある業界で働いている人が周りにいないいますよね。

そんな人は口コミサイトでリアルな情報収集をしましょう。普段選考では聞けないような生々しい裏事情まで包み隠さず掲載されているので、少しでも興味を持った企業があるのであれば調べてみることをオススメします。

オススメの口コミサイト
  • みん就
  • 就活会議
  • Openworks
  • カイシャの評判

6.就活エージェント

就活エージェントは就職を支援するプロなので、色々と企業の情報を知っています。自分なりに情報を集めた後は就活エージェントに質問をしてみるのもいいでしょう。

もし就活エージェントを初めて知った人がいれば以下の記事を参考にしてみてください。

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業界研究の具体的な方法

それでは最後に業界研究をどうやるのかという手順を紹介していきます。

業界研究の方法
  1. ナビサイトでまずはどんな企業があるのかをおおまかに把握する
  2. 自分の興味がある業界を2,3個選ぶ
  3. 業界の市場規模を把握する
  4. 5年先の動向まで調べておく
  5. 業界の売上TOP5の企業を調べる
  6. 業界の課題を知る

1.ナビサイトでまずはどんな企業があるのかおおまかに把握する

ナビサイトでまずはどんな企業があるのかおおまかに把握する

リクナビやマイナビなど今使っているナビで構わないので世の中にはどんな業界があるのかをまずはざっと見てみましょう。

聞いたことある業界や聞いたことない業界、興味がある業界もあればまったく気にならない業界もあるでしょう。

ただ世の中には思った以上にたくさんの業界があるということをここではなんとなくでもいいので感じ取ってもらえれば次のステップに進んでもらってOKです。

2.自分が興味ある業界を2,3個選ぶ

最初は基準はなんでもOKです。なんとなく気になるなという業界を心のまま適当に選んでみてください。業界研究と聞くと、大変そうなイメージを持つかもしれませんが、まずは自分の感覚で好きに取り組んでみることをオススメします。

とりあえず自分が業界研究してみたい企業を選んでみましょう。

3.業界の市場規模を把握する

業界の市場規模を把握する

まずは選んだ企業市場規模を把握しましょう。業界全体で総額いくらの市場規模があるのかをまずは知っておきましょう。そしてその市場規模は拡大中なのか?それとも現状維持をしているのか?それとも縮小中なのかも要チェックです。

正直な話をすると業界規模と会社の規模でほぼ給料水準は決まってしまいます。規模が大きな業界程それに応じて、給料水準も高くなる傾向にあります。給料を重視して就活を行うのであれば規模の大きい業界で働くことを意識しておきましょう。

4.5年先の動向を調べておく

5年先の動向を調べておく

業界によっては変化の激しい業界とそうではない業界があります。ですので個人的な感覚としては5年先までの動向が予測するのが業界研究では限度だろうと思っています。

この5年先の動向を予測するには先ほど紹介したツールを使うことが重要です。5年先を予測するときに僕がする手順はこんな感じ。

ぽちたの予想手順
  1. まずは書籍の業界新聞を活用する
  2. 大まかな流れを把握したあとは業界の専門新聞を流し読み
  3. 業界TOP5社の動向チェック
  4. その他新聞やニュースなどで経済状況をチェック
  5. 自分なりの仮説を立てる

正解、不正解などは関係なく一旦自分で仮説を立ててみるということが重要です。あとはいろんな人と情報交換をしながら仮説検証をして、自分の仮説の精度をあげていきましょう。

5.業界内の売上TOP5社を調べる

業界内の売上TOP5社を調べる

基本的に大手企業であればあるほど福利厚生は充実しているので業界全体の福利厚生ン充実度を調べることができます。調べながら注目すべきところは以下の通り。

  • 平均勤続年数
  • 福利厚生の内容
  • 各企業の拘束時間・残業時間

6.業界の課題を知る

当然ですが各業界にはそれぞれ課題が必ずあります。その課題を知っておきましょう。

  • 人手不足
  • 労働時間が長すぎる
  • 古い価値観が優先されている
  • 技術が諸外国と比べて劣っている

この業界の課題を知るためには口コミサイトが参考になるでしょう。ちょっと知識がついてくればニュースなどを見れば予想もできるようになってきます。

そしてこの業界の特性を把握したあとに企業研究をした方が効率がいいです。業界が抱ええている課題はかなりの確率で各企業にも影響を与えています。

もしできるのであれば志望動機や自己PRを伝えるときに自分が入社をしたあかつきには業界の課題or企業の課題解決に貢献します!と自分の強みを交えて伝えられると好感触ですね。

まとめ:業界研究で課題を見つけ自己PRにつなげることが効果的

さて長々と書いてしまいましたが、以上で業界研究については終了です。長くなってしまったので最後にまとめです。

業界研究まとめ
  • 業界研究にとりかかるまえに、まずは業界研究をする目的をはっきりさせよう
  • 業界研究に使えるオススメなツールは6つ
  • 業研研究は6ステップで完了する

業界研究と聞くとどうやればいいかわからない人向けに具体的な手順について説明しました。今回の記事があなたの役にたてばとても嬉しいです。

あなたの就活の成功を祈っています。がんばってください!

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