- 最近よく聞くけど就活エージェントってなに?
- そもそも就活エージェントを使う必要あるの?
- 逆に就活エージェントを使わないとどうなるの?
- 使うとしたらどうやって使えばいいの?
そういった悩みをこの記事では解決します。
最近就活エージェントという言葉をよく聞きませんか?他にも就職エージェントや新卒エージェントなど言葉は違えど意味するものは一緒です。
実はこの就活エージェント、コロナウィルスの影響もあり利用者が急増しています。
今回は就活エージェントをよく知らない人のために、そもそも就活エージェントってなんなの?という疑問などを答えてる記事を書いていきます。
記事を読み終わるころには就活エージェントとはなにか、使うことによって得られるメリット、被るデメリットなど基本的な内容を把握できていますよ。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
採用コンサルタントに転職して5年目 - 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う
21卒の就活前線はコロナウィルスの影響で大きく変化しました。ということは今までの就活についての情報だけではこの変化に対応できないということです。
就活エージェントについて正しく知ること、正しく使うことはきっとあなたの就活成功に大きく貢献します。5分で読める記事なので今後の就活に役立ててください。
とはいえ忙しい方もいらっしゃると思います。この記事の結論を書いておくので忙しい方はこちらを参考にしてください。
- 就活エージェントとはあなたに合う企業を探してくれる代理人
- 就活エージェントの利用料は就活生は無料、企業は有料
- 就活エージェントを使うメリットは7つ
就活の効率化、就活のレベルアップ、ブラック企業の排除、内定獲得までの最速化が可能、内定があるから自信が持てる、初対面の人の評価を知ることができる、残業などの聞きづらいことは事前に確認できる - 就活エージェントを使うデメリットは3つ
就活エージェントの連絡頻度は多い、就活エージェントがウソをつくことがある、就活エージェントが内定を迫ることがある、就活エージェントの担当者によってサービスの満足度が異なる
そもそも就活エージェントってなんなの?
就活エージェントってなに?と思っている人もいるでしょう。就活エージェントって一言でいうなら、あなたに合う企業を探してくれる代理人です。
また就活エージェントを使うことは就活生だけにメリットがあるわけではなく、企業側にも大きなメリットがあります。
- 就活生側
希望条件に合う企業を代わりに選んでもらい、企業側に紹介してもらえる - 企業側
自社の代わりに採用活動をしてもらえる
就活エージェントを利用するのはお金がかかるの?
就活生は無料で就活エージェントを利用することができます。
就活エージェントは業界でいうと人材紹介業です。人材紹介業とは求職者を企業に紹介し、代わりに手数料をもらう業界です。
そしてこの人材紹介は誰でもできるわけではありません。国から有料職業紹介事業としての許可をもらう必要があるのです。
この番号が支給されていれば国から正式に認められたという証拠です。
ちなみに認められるには以下の条件が必要です。
- 財産に関する基準
基準資産額が500万以上
自己名義の現金・貯金額が150万以上 - 個人情報保護に関する基準
「求職者等の個人情報を適正に管理するため、事業運営体制に問題がなく、これを内容に含む個人情報適正管理規程を定めていること」 - 職業紹介責任者に関する基準
「職業紹介責任者講習会」を5年以内に受講したものであること
成年に達した後3年以上の職業経験を有するものであること - オフィスに関する基準
職業紹介の適性な実施に必要な広さ(20㎡)を有する
求人者、求職者の個人的秘密を保持し得る構造であること
ちょっと堅苦しい文言が並んでしまいましたが覚える必要はありません(笑)
要は誰でも簡単になれるものではないんだなということが伝わればそれでOKです。ちなみに許可番号は以下のサイトで検索ができるようになっているので、事前に調べたい人は許可番号を検索してみましょう。
就活エージェントにも特徴がある

一言で就活エージェントといっても特徴は様々です。
- 紹介先に大手企業が多数ある
- 紹介先が優良ホワイトベンチャー企業中心
- 体育会系の紹介が得意
- 紹介先の入社後3ねにないの退職率驚異の0.1%
- とりあえず登録さえしておけばたくさんの企業と出会える
どの就活エージェントを使うかはあなた次第です。オススメの就活エージェントもまとめているので、よければ参考にしてください。

就活エージェントを利用するメリット・デメリット
就活エージェントがどんなものなのかを理解した後は、気になるのは実際に使うとどんなメリット・デメリットがあるのかということです。
今回は就活エージェントのメリット7つと、デメリット3つについて紹介します。
就活エージェントで得られる7つのメリット

- 就活の効率化
- 就活レベルが上がる
- ブラック企業の排除
- 内定獲得まで最速化が可能
- 早期内定獲得によって自信が持てる
- 初対面の人からの評価を知ることができる
- 残業など聞きづらいことを代わりに聞いてくれる
どれもこれも魅力的な内容ですよね。1つずつ中身を見ていきますよ。
1.就活の効率化
普通就活は自分1人だけで行うものです。ですが就活エージェントを利用することで新たにもう1人、あなたの就職先を一緒に探してくれるということになります。
つまり就活の効率が2倍になるわけです。もちろん複数社利用すれば3倍、4倍と効率的に就活をすることができます。
2.就活レベルが上がる
就活エージェントはただあなたの代わりに企業を探してくれるだけではありません。紹介先の企業に受かるために細かなフォローやアドバイスをしてくれます。
- エントリーシートの添削
- 面接のアドバイス
- 自己分析の協力
初めての就活はどうしても手探りで進めていく部分が多くなってしまいます。ですがプロと一緒に準備をすることができれば就活の成功率はグッとアップしますよね。
就活の良き相談相手としても頼ることができるのはありがたいですよ!
3.ブラック企業の排除
就活エージェントから紹介される企業の中にはブラック企業はほとんどいません。その理由は2つ。
- 1人当たりの採用費が就活エージェントは高い
- 就活エージェントが事前に企業調査を行っている
1人当たりの採用費が就活エージェントは高い
企業側の内情をぶっちゃけるようですが、正直企業側にとっては就活エージェントを利用することはとっても割高です。
- 就活ナビサイト
安いプランで1年間で30万円ほどで利用可能 - 就活エージェント
一般的にエージェントでは1人入社するごとに想定年収の3割が手数料として支払われることになっています。
例えば年収300万円なら、90万円の手数料が発生します。
ということで見てもらって分かると思いますが、就活エージェントを利用するということは1人に対する採用費が高くなるんですよね。
だからすぐに新人が辞めてしまうようなブラック企業であれば1名を採用するためにこれだけお金をかけるはずがありません。
1名を採用するためにもお金を払えるということは
- 新人が辞めづらい
- お金をたくさん払える企業体力がある会社
ということです。どちらも働く側にとっては長く働くためには必要な条件です。忘れずに覚えておきましょう!
就活エージェントが事前に企業調査を行っている
就活エージェントはどの会社でも利用できるわけではありません。就活エージェント側から企業調査を行います。
前職で大手人材会社で働いていたのですが、新規のお客様の場合与信チェックというものが必要でした。その与信チェックに合格できなければ紹介先に適さないということで断るというルールでした。人材紹介業界では事前チェックは不可欠なので、紹介先企業すべてはチェックに合格しているはずです。
就活エージェント側のチェックを合格した企業だけなのでブラック企業が紛れている確率は、他の方法で企業を探すよりもとても低くなっているということです。
4.内定獲得までの最速化が可能
就活エージェントを利用することで内定獲得までの最速化ができます。どれぐらい速くなるのか、公式サイトを参照すると以下の通り。
- キャリアパーク就職エージェント→最短3日で内定獲得
- キャリセン就活エージェント→最短1週間
どうして就活エージェントを利用すれば他の選考と比べて内定が早く獲得できるのか?その理由はこちら。
- 企業側は採用ステップを短縮化するために就活エージェントを利用しているから
- 就活エージェントの信頼を利用できるから。
そもそも就活エージェントを利用する企業の目的は、採用ステップの短縮化です。良い人材は採用したいけど、そこまで手間をかけたくないという企業のニーズを就活エージェントが叶えているというわけです。
そして就活エージェントから紹介された就活生と採用担当者が面接をする際には、就活エージェントから推薦された就活生だという目線で見られます。
このときに採用担当者には少なからずハロー効果が働いています。
就活エージェントからお墨付きをもらった就活生だから大丈夫だろうと採用担当者も面接に臨みます。場合によっては入社意思の確認をすればOKということもあるみたいなので、早期の内定出しが可能となるということです。
5.早期の内定獲得によって自信が持てる

自信というものは就活に大きく影響を与えます。内定が1つあるだけで自然と自信が出てきます。いい意味で無理して受かる必要はないという余裕が出てくるわけです。
その余裕は採用担当者から見ると魅力的に映ることがあります。内定1つだけ持っていればその後の就活がとても順調に進んだというのは、就活あるあるなので周りの先輩にでも聞いてみてください。
分かりやすくいなら恋人ができたら、急に回りからモテ始めるという現象に近しいものがあります。自信がある、それだけで不思議と魅力的に映るんですよね。
6.初対面の人からの評価を知ることができる

初対面の人から自分がどう見られるかを知っておくというのは、就活だけではなくこれから社会人として働くからには知っておいて損はありません。
しかも初対面の人に、僕ってどういう印象ですか?と聞くのって中々恥ずかしいですよね(笑)
でも就活エージェントで恥ずかしがるのはもったいないです。だってこれまでたくさんの就活生を見てきた就活のプロの視点を教えてもらえるということですから。
就活だけの参考にするのはもちろんですが、これから社会で働く際に自分は初対面の人からどう見られているのかということを知っておけば、ビジネスシーンの準備もばっちりです。
7.残業など聞きづらいことを代わりに聞いてくれる

これは地味にありがたいですよね。面接で質問ができるタイミングのときに残業はありますか?と聞きたいけど、聞いてしまうと面接官の印象が悪くなりそうだからやめておこう…と思ったことは就活をしておけば一度や二度あるはずです。
でも就活エージェントならこの心配はいりません。なぜなら就活エージェントが匿名で採用担当者に質問をしてくれるからです。
また残業や休日出勤の有無など一定数の就活生が気にしそうな質問ならすでに就活エージェント側が把握していることも多々あるので、応募する前に解決することもあります。
実際に働くからこそ確認しなくちゃいけないこともたくさんあります。僕が個人的に聞いておいた方がいいかなーと思う内容はこちら。
- 残業について
繁忙期と閑散期の残業の差 - 休日出勤について
あったとしたらどれくらいの頻度であるのか - 社内のイベントについて
せっかくの休みがイベントでつぶれるのは嫌なので
どれくらいの頻度で実施されているのか。またそれは強制なのかを確認しておくといいですよ。 - 社内の飲み会頻度について
イベントの内容と同様です。イベントが活発な会社ほど飲み会の頻度も多いように感じます。人によっては嫌いな人もいるはずなのでこちらも要チェックです。 - 産休・育休について
取得可能なのか、実際にどれくらいの人たちが取っているのか。 - 時短勤務など働きやすい環境が整っているか
長く働くとなると子どもを育てたり、両親の介護などフルタイムで働くことができなくなることもあります。こちらも知っておいた方が安心です。 - 人事評価について
年功序列なのか、成果主義なのか。自分が望む評価制度なのかチェックです。 - 新人の早期退職率とその理由
これを公にしていない企業は僕の経験上、必ず何かしら問題があります。
就活エージェントの3つのデメリット

就活エージェントを利用するメリットはたくさんありますが、もちろんデメリットだってあります。両方しっかりと理解したうえで使うかどうかは決めたほうがいいですよね。
- 就活エージェントからの連絡頻度が多い
- 就活エージェントがウソをつくこともある
- 就活エージェントが内定を受託させようと迫ることもある
- 担当の就活エージェントによってサービスの満足度が異なる
1.就活エージェントからの連絡頻度が多い
就活エージェントに登録すると電話やメールで頻繁に連絡が来ます。もちろん就職先の紹介を希望して登録しているので、たくさん紹介してくれるのは嬉しいですけど、あまりに多すぎるとちょっと困りますよね。
- 電話は必要に応じて出るようにすること
- 就活用のメールアドレスはフリーアドレスで作成しておく
連絡対策をとっておけば若干ウザいな…程度でおさめられます。
2.就活エージェントがウソをつくこともある
就活エージェントがウソをつくことがあります。
クソ就活エージェントが給料嘘ついて面接受けさせてきたからぶっ殺したい
— すみれ (@LnMei) September 2, 2019
就活エージェントを信頼することは大切ですが、すべて鵜呑みすることも危険です。
紹介してもらった企業は一度口コミサイトを使って自分の目でいったんチェックすることが大切です。
紹介された企業に納得すれば応募するようにしましょう。
3.就活エージェントが内定を受託させようと迫ることもある
就活エージェントは就活生を企業に内定承諾や入社させて初めて紹介料をもらえます。
そのため就活エージェントによっては内定承諾を強いることがあります。自分自身が本当に入社したい会社なら構いませんが、本心はそうではないのであればしっかりと断りましょう。
その会社に入社するのはほかでもない自分です。自分が入射する就職先は自分で選ぶことが大切です。じゃないと入社した後は後悔したり、あの○○のせいで…といつまでもグチばかりになりかねません。
そうならないように、自分の入社先は自分で決めましょう。
4.担当の就活エージェントによってサービスの満足度が異なる
同じ就活エージェントの会社でも、担当者のレベルによって就活生が受けられるサービスのレベルが変わってしまうことがあります。
担当者のことがいまいち信頼できない、相性が悪そうなど、どうしても出てくることがあるでしょう。そうしたときは我慢する必要などありません。正直に担当替えをお願いしましょう。
担当替えをお願いするときは就活エージェントのメールアドレスに以下の内容をお送りすれば大丈夫です。もし困っているなら以下の文面を参考にしてください。
株式会社○○
ご担当▼▼様
いつも丁寧な就活アドバイスをくださりありがとうございます。
実は今回は相談があり連絡いたしました。
▼▼様のお話はとても勉強になるのですがもし可能であれば
今後の社会勉強のために別の方からもアドバイスを頂きたいと考えております。
私にとっては一生に一度の就活です。自分の将来を決めるためには
色々な先輩方のお話を参考にしながら自分の道を選びたいと考えております。
もし可能であれば貴社内の別のアドバイザーの方からも
私の就職についてのアドバイスを頂ければとても有難いです。
お忙しいと思いますがご検討ください。お返事お待ちしております。
就活エージェントの利用手順
就活エージェントのメリット・デメリットを比べた後はじゃあ始めるとしたらどうするのか?ということです。利用手順は就活エージェントごとに細かな違いはあるかもしれませんが、大まかにいうと以下の通りです。
- 就活エージェントをHPで検索
- HPで就活エージェントに訪問する日時を予約
- 就活エージェントの担当者と面談
- オススメの企業を紹介される
- 紹介された企業の選考を受ける
- 内定獲得
オススメの就活エージェントを選んでおいたので、良かったら参考にしてください。
→採用コンサルタントが選ぶ就活エージェントオススメ8選【新卒向け】
まとめ:就活エージェントを効果的に使えば就活の成功は近づく
さて就活エージェントってなんなの?と思っている方向けに就活エージェントの特徴をまとめた記事を作成しました。
少し長い記事になってしまったので、まとめておきますね。
- 就活エージェントとはあなたに合う企業を探してくれる代理人
- 就活エージェントの利用料は就活生は無料、企業は有料
- 就活エージェントを使うメリットは7つ
就活の効率化、就活のレベルアップ、ブラック企業の排除、内定獲得までの最速化が可能、内定があるから自信が持てる、初対面の人の評価を知ることができる、残業などの聞きづらいことは事前に確認できる - 就活エージェントを使うデメリットは3つ
就活エージェントの連絡頻度は多い、就活エージェントがウソをつくことがある、就活エージェントが内定を迫ることがある、就活エージェントの担当者によってサービスの満足度が異なる
今回の記事があなたの役に立てばと思います。就活がうまくいことをお祈りしています!
オススメ:採用コンサルタントが選ぶ就活エージェントオススメ8選【新卒向け】
オススメ:【あなた以外は知ってる!?】就活を成功させるオススメツール7選