企業選びの軸に”安定”を挙げている人は就活が失敗しやすい!?

就活ノウハウ
悩める就活生
企業選びの軸を決めろって言われても、なにを大切にすればいいんだろう…いろいろ情報があってよくわからないよ

企業選びの軸って何を大切にしたらいいんだろう?初めての就活であれば余計にわからないことだらけですよね。

実は企業選びの軸にするべきものって、突き詰めていくと2つに絞られるんです。どうしてそんなことが言えるのか?それは僕が仕事でたくさんの就活生と面談をして、就活が成功しやすい軸と失敗しやすい軸について色々と見てきたからです。

今回の記事では企業選びの軸とするべきもの、するべきではないものについて書いていきます。記事を読み終えればあなたの就活の成功に一歩近付くかもしれませんね。

企業選びの軸のトレンドとは?

まずは企業選びの軸のトレンドを見ていきましょう。2019年卒の学生にマイナビのアンケートをとった結果、企業選びのポイントは

  1. 安定している会社
  2. 自分のやりたい仕事内容か
  3. 給料のよい会社

となったようです。

ぽちた
なるほど…日本は不景気と言われて長いので潰れなくて長く働ける大企業が人気ということだね

実際に企業の従業員別の求人倍率を見ると、違いが目に見えて分かります。

出典:リクルートワークス研究所

従業員数300名を下回る会社では有効求人倍率が8.62倍なのに対して、5,000人以上を上回る会社では0.42倍とぜんぜん違うことが分かりますよね。

有効求人倍率とは
大卒以上の求人に対してそれを希望する就活生の割合を示したものです。1を上回れば1人の就活生に対して1つ以上の求人があることを表します。今回の例でいうと従業員数が300名以下の中小企業の求人は就活生1人当たり8社以上あるのに対して、5,000人以上の大企業からの求人は2人に1件もないということになるんです。

つまり就活生のトレンドによると自分のやりたいことができる大企業、最強!!ということになるわけですね。

でも僕は疑問なんです。大企業って本当に安心なの?大企業で入社してもやりたいことができるの?ということに。

 

大企業はほんとうにつぶれないの?

就活支援をしているとたくさんの就活生が大手企業を希望しているなという印象を持ちます。そんな就活生に会うたびに質問をしているんですよ。

「なんで大企業を希望するの?」

するとえ?という顔をされてほぼ100%この答えが返ってきます。

「え、だって大手企業に入社すればつぶれないし、安心だからですよ。」

そうだよねー。大企業ってずっとつぶれないようなイメージあるよねー。僕もそれで大企業に入社した口なので人のことは言えません(笑)

でもとある大きな会社がつぶれて、世界的な大騒ぎになったのはまだ記憶に新しいはずです。

リーマン・ブラザーズホールディングの倒産

リーマンショックショックという言葉を聞いたことある人は多いと思います。なぜそれが起きたのか、それはアメリカにある大企業のリーマン・ブラザーズホールディングが倒産して、世界的にその衝撃を受けてしまったからです。

ちなみにリーマンショックが起きた当時のリーマン・ブラザーズホールディングの資本金は224億9,000万ドル(2007年11月30日当時)でした。2007年はサブプライムローンの影響でドル相場の値動きは変則的でしたが今回の説明は面倒なので1ドルを100円だと仮定します。すると資本金を日本円に換算すると2兆2,400億となるわけです。
※ちなみに日本最大の大手企業のトヨタ自動車は現在の資本金は最新データでは3,970億5千万円となっています。

なぜリーマンショックが起きてしまったのか、それはここのサイトがわかりやすく説明してくれています。よかったらそちらをみてください。

つまり日本一の企業よりも大きな企業であったリーマン・ブラザーズホールディングがつぶれてしまった過去があるということです。ということは日本の大企業に入社したからといって将来必ずしも安泰なのか?というモヤモヤが僕はずっとあるんです。

大企業でやりたいことができるの?

こちらも就活生と面談した時に聞いてみることがあるんです。「そこの会社に入社してどんな仕事をするの?」と。

すると多くの就活生は「説明会では○○や△△の仕事をすると説明されました。」と答えます。たしかに入社をする前の段階では得られる情報に限界はあるので、その答えが精一杯かもしれません。でももう一度足を止めて考えてほしいんです。

本当はその会社に入社すると、あなたはどんな仕事するの?

大手企業に入社したぽちたのケース

ここからは僕が体験した話を少しします。僕もとある人材系の大手企業に入社しました。それも僕の時代はリーマンショック後の余波があり就職氷河期と呼ばれる時代でした。そんな時にたまたま大手企業の内定を手にしたぽちたは喜んで入社を決意しました。

さてその大手企業で受けていた説明会の仕事内容はこんな感じです。

  • クライアントの企業の人材課題に対して、WEBサービスを用いた採用課題への提案
  • 各企業の課題回悦に向けて人に関するトータルコーディネート
  • 新サービスの企画開発ならびに、生産性向上のための仕組み作り
  • マッチングサービス、アプリ開発、労務・ヘルスケアシステムなどの開発を担当

はるか彼方の記憶を掘り返したので若干の違いはあるかもしれませんが、こんな感じです。じゃあこの記事を読んでいるあなたに質問です。

これで仕事の内容分かる?

どうでしょう。分からんですよね(笑)きっと説明会や座談会で他の補足の説明を受けていたとは思うんですが、それでもこれだけの情報じゃ仕事内容なんてわかりません。

でも就活生のぽちたはわかったつもりでいました。それはきっとコンサルっぽいことするんだー、かっこいい。というフワッとした理解でした。

で実際に配属して最初に行った仕事が、飛び込み営業でした(笑)それもオフィス街の飛び込み営業ですよ。僕が担当したエリアは30階ほどある高層ビルでした。その最上階から1階まで1件ずつ飛び込みですよ…

しかも一度休憩で非常階段で休んでいたんですがなんと、非常階段からは中には戻れない仕組みになっていたので、泣きながら残りの階段をいったん降りた記憶があります(笑)

若干話は逸れてしまいましたが、ここで伝えたかったことは説明を受けている内容と新人の頃に任される仕事の内容は全然違うということです。それでもなお仕事内容を軸にして、会社選びをすすめていきますか?

就職活動に失敗する!?企業選びの軸とは

さてそれではこの本題に入っていきましょう。就職活動に失敗しやすい企業選びの軸とは、僕の体験上以下の通りですね。

  • 仕事内容
  • 給料、ボーナス、福利厚生
  • 勤務地
  • 社風

他にまだあるかもしれませんが面談する学生がよく軸としていたものを中心にリストアップしてみました。この中にあなたが企業選びの際に使おうと思っていた軸ってありましたか?

ではなぜこれらの軸だと失敗しやすいのか、1つずつ解説していきましょう。

仕事内容

先ほど僕の体験からも言えるのが仕事内容が専門的であったり、レベルが高いものであればあるほどいきなり新人がそれに関われるという可能性はとても低いです。

また会社によっては僕のように当初考えていた仕事内容とまったく違うものをやる可能性もあるので、思っていたのと全然違う…ということになる可能性もあります。

給料・ボーナス、福利厚生

ナビや説明会などで伝えられる情報はあくまで今の業績で支給が決定されている額です。業績が良くなればもちろん上乗せされますが、逆の場合もあるということを考えておいた方がいいです。

勤務地

限られたエリアにしか会社がなかったり、エリア採用のような限定された範囲の転勤前提で採用されるのであれば大丈夫でしょう。しかし大手やブランド企業は全国転勤がつきものです。

僕も入社をする前は大阪、名古屋、東京のどこかに配属になるだろうと人事の方に言われていたのですが、蓋を開けてみると最初配属されたのは広島でした(笑)

社風

社風が良い会社かどうかで企業選びをする就活生もいます。良い社風だと思うのはどこで思うのか?それは選考で携わった採用担当者や面接官の人柄や説明会や選考会で社内を見学したときになんとなく肌で感じるものでしょう。

ですが採用担当者などの人や職場の雰囲気で入社を決めるのはやめておいた方がいいですまず採用担当者はいつか辞めるか可能性があります。○○さんと一緒に働きたいからという理由で会社を選んでも、その人が独立をしたり転職する可能性があります。なので人で選ぶのは少しリスクが高いでしょう。

職場の雰囲気で決める場合も見学した部署意外に配属される可能性があります。本社の見学はできるけどもすべての支社や営業所の見学をすることはできません。

社風は第一優先事項として考えるのではなく、補助的な要素として考えた方がいいですね。

就職活動を成功させるために会社選びの軸にするべきもの

僕の経験上就職活動では会社選びの軸として使う軸として2つおススメしています。

企業理念、社是、クレド、フィロソフィー

会社によって呼び名は異なりますので、まとめてかきました。細かく定義すればそれぞれ意味が違うんですが大まかにいうと、企業理念と同じものだと思ってください。

企業理念という言葉は就職活動をすればよく耳にするようになると思います。企業理念とはなにかというと、「企業が大切にしている価値観」を表しているものです。

当たり前ですが企業は誰かが起業しない限り、存在しません。この世の中にある全ての会社は誰かがこんな会社を創りたいと思い、はじめたものです。

企業理念とはなぜこの会社を創業したのかという理由を示すものです。これからも企業があり続ける限り大切にされるものです。企業理念は変わることはほとんどありません。

※厳密にいうと社長が交代するタイミングや企業統合によって企業理念が変化してしまうことがあります。

そのため就職先として会社を選ぶ際は企業理念に共感できるかが重要となるわけです。

ぽちた
ちなみに面接官として就活生と接すると志望理由に企業理念に共感したためとめちゃくちゃ書いてあります。でもほとんどの場合は、質問をしてみると明確な理由がなかったというケースが多いんです…

また企業理念というのはどこの会社も良いものに見えてしまいます(笑)そんなときは実際に説明会や座談会などで先輩社員や採用担当者に企業理念を実現させるためにどんな取り組みをしているのかと質問をしてみましょう。

企業理念を実現させようと励んでいる会社ほど社員に企業理念について説明する機会が多いので、先輩社員たちも答えることができます。ただ企業理念を掲げている会社だと先輩社員からはなにも情報が得られないことがあるので、それを1つの基準として判断してもいいかもしれませんね。

いくら良い企業理念を掲げていたとしても実現させようとしなければ、絵に描いた餅で終わってしまいますからね。

自分が働くことで得られるであろうスキル・ノウハウ

企業選びをする際にあなたが仕事をするうえでどんなスキル・ノウハウを得られるかということを考えておいたほうがよいです。ドライな言い方をすればスキルやノウハウが得られれば、同じ企業で働き続けなくてもいいからです。

先ほども言いましたがどの企業も100%つぶれないということはない世の中となりました。そのときに自分が安定を得られるためにはどうするのか、それはどこの会社でも活躍できる、稼げる自分になるということです。

そのためにはスキルを磨かなくてはいけません。ノウハウを吸収しなくてはいけません。だからこそ仕事を一生懸命覚えましょう。先輩社員に何年目でどんな仕事に携われるのか、その仕事をすることで自分はどんなことが得られたのかできるだけ具体的に聞いてみましょう。

そこで自分が描いていたキャリアステップに沿うかどうか判断をして企業を選べばいいというわけです。新入社員で入社できるというのは人生で一度しか訪れないチャンスです。

もし中途採用で他に転職をしようと試みた場合、必ず今までどんな仕事をしてきましたか?と質問をされます。そしてこれまでの仕事で学んだ経験は当社の仕事でどのように役立つかと質問をされます。

中途採用で求められているのは即戦力です。これまでの実績が重要視されます。ですが新卒採用ではそれは求めません。新卒採用は将来性で判断されます。なぜ自分がそれに携わってみたいのか、挑戦してみたいのか論理的に熱意をもって説明をすることができれば、入社をするチャンスは誰にでもあります。

だからこそ将来的に携わってみたいと思うものを就職活動ではっきりと決めておきましょう。自分が得たいと思うスキルやノウハウを知っておきましょう。そしてそれを軸にすれば、あなたの就職活動はきっと成功に近づくと思いますよ♪

まとめ

今回は会社選びの軸について書きました。少し長くなってしまったのでまとめに書いておきますね。

まとめ
  • 会社選びの軸のトレンドは安定、自分のやりたい仕事、給料
  • 仕事内容、給料・ボーナス・福利厚生、勤務地、社風のような変わる可能性があるものを軸にすれば
    就職活動が失敗してしまうリスクがある
  • 企業理念、仕事で得られるスキル、ノウハウの変わらないものを軸にすれば
    就職活動が成功しやすい

会社選びの基準に迷っている人はぜひ、参考にしてみて下さい!