- 大手企業に入らないとヤバい
- でも大手企業に入れる自信がない
- 結局大手企業と中小企業どっちがいいのよ
大手企業に入らなければ人生終了という話をよく巷で耳にしますよね。今回は大手企業に入社できなければ本当に人生が終了してしまうのか疑問に答える記事です。
僕は前職で人材系の大手企業で働いていました。大手企業で働いていた経験と現役の採用コンサルタントとしての意見を織り交ぜながら今回の疑問に答えていきますね。
それではお忙しい方もいると思うのでまずは結論を書いておきます。
- 大手企業に就職できれば安泰な時代は終わった
- 大手企業で働いている自分にブランドを感じてしまうことは危険
- 本当の意味で安定が欲しいならば自分にスキルやノウハウを身に付けること
- どうしても大手企業に入社をしたいならば100名以上の一括採用をしている企業を狙い撃ちせよ
では1つずつどういうことなのか書いていきますね。
大手企業に就職すれば安定な時代は終わった
大手企業に入りたい理由の多くは就職さえすれば安定しそうだからという理由があるでしょう。ですがその考え方はとても危険です。
昔は終身雇用の時代があったので大手企業に入社をしておけばとりあえず定年までは働き続けることが可能でした。
ですが今では大手企業に就職しても定年退職まで働き続けることは保障されていません。
- 日産
- 味の素
- LIXIL
- ファミリーマート
- 東芝
(引用):日本経済新聞
以上の企業は早期退職を募集した企業です。見たことがある企業も中にはありますよね。これほどの大手企業でも早期退職を募集し始めたのが今の時代というわけです。
大手企業で働いている自分にブランドを感じているのは危険

これは僕の経験談です。大手企業で働いている自分ってとてもカッコよく感じますよね。東京のビジネス街でバリバリと仕事をしている自分を想像するとワクワクするでしょう。
もっと言えばTVで名前の聞いたことある会社と自分が取引できていると、自分も一人前の社会人になれたのかもと思っちゃったります。
ですがちょっと厳しい言い方になるかもしれませんがそれは勘違いです。当時の僕もそうでした。
大手企業に所属している以上は出会うお客様や取引先などの人たちすべてはあなたに仕事を依頼しているのではなく、あなたが所属している企業へ仕事を依頼しているということを忘れちゃいけません。
大手企業にいる環境が当たり前だとこの感覚がなくなってしまい、もしかしたら自分ってとてもすごい人間なんじゃないかとうぬぼれてしまうことがあります。
僕の場合は勘違いだということはベンチャー企業に転職したときに気づかされました。前職でお世話になっていたお客様や取引先様にご挨拶しようと連絡をしたんですが全然連絡がつかないんです。
何度も連絡して会えたのは1~2割程度の人数だったと思います。そしてあって何度か打ち合わせをするまではできましたが、現職のお客様になってくれた方たちは0名でした。
当時はとてもショックでしたよ。自分はもっとできるはず…。おかしいな…。周りが見る目がないんだとも思っていたときもあります。
ですが残念ながらそんなことはありません。先ほど説明した通り僕のお客様たちも僕だから取引してくれたのではなく、大手企業に属している僕だったから取引をしてくれたということなんです。
大手企業に就職する本当のメリット

ちょっと厳しい話になってしまいましたがメリットがないわけではありません。むしろ大手企業で働くことはたくさんのメリットがあります。
そして今回お伝えしたいのは大手企業で働く本当のメリットです。本当のメリットとはたくさんのお客様と仕事をすることで得られる経験や知識、スキルです。
大手企業で働く理由を安定にするのであれば危険ですが自分のスキルアップのために働くのであれば大賛成です。
先ほどの例のようにCMで効いたことのあるような企業と一緒に仕事ができる経験なんてとても貴重です。自分が目の前の仕事を一生懸命しながら得た知識やスキルは一生ものです。
大手企業に働いている間に自分ひとりだけでも稼げるほどの知識やスキルを身に付けることができたのであれば、それが本当の意味で安定になると僕は思っています。
- プログラミング
- ライティングスキル
- 英語(外国語)
- 仕事で身に付けたノウハウをもとにコンサルティング
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その気になれば他にも稼ぐ手段は見つかるはずですよ。
どうしても大手企業に就職したいのであれば100名以上を採用している大手企業を狙い撃ちせよ

大手企業にどうしても入りたいのであれば採用人数に注目しましょう。リクナビやマイナビで採用人数をもとに検索をしてみれば候補が絞られてくるでしょう。
ぶっちゃけた話100名以上を超える人数を採用する企業はある程度、入社後退職されることも見込んでいます。
ですからある程度採用人数の母数を集めなければいけないと考えています。だからこういった企業を狙い撃ちにすることによって合格率は多少UPするでしょう。
ただそうはいっても全く選考対策をしないわけもいきません。一言に大手企業といっても選考方法は様々です。
選考対策の方法について書いた記事をいくつか貼っておきますので必要な部分をご覧ください。
よくもわるくも売り手市場の影響を受けているので就職活動はやりやすくなってきています。選考の必要なポイントを押さえて第一志望の企業に受かるように対策をしましょう。
まとめ:大手企業に就職=安定ではない。不安を払拭したければ自分の力で稼げる人材を目指せ
ということで今回の記事のまとめです。
- 大手企業=安定の時代は終わった
- 大手企業で働いている自分にブランドを感じていることは危険
- 本当に意味での安定は自分で稼ぐ力を身に付けること
- 大手企業に入社をしたければ100名以上採用をしている会社を狙い撃ち
今回の記事で大手企業に入らなければヤバいと思っている人の価値感が変わっていれば嬉しく思います。どこの企業で働くのではなく、どんな自分になるためのスキルを身に付けるかが重要です。
1人でも多くの働くがポジティブな人が増えていくことを祈っています。
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