- マインドマップってよく聞くけどなに?
- マインドマップの使い方が知りたい
- マインドマップって結局使った方が良いの?
- マインドマップでやった方が良い自己分析のテーマが知りたい
- マインドマップのオススメアプリってなに?
こんな悩みをこの記事では解決します。
就活で「マインドマップ」っていう言葉をよく耳にしませんか?
僕は就活をしている時に初めてマインドマップに出会いました。
当時は教えてもらったものの、使い方なんて全然わかりませんでした(笑)
ですが今はこうやって就活生にアドバイスをする立場になっていますし、仕事でもよくマインドマップは利用します。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う - 2021卒採用も継続中
ということで今回はマインドマップっていったいなんなの?という基本的な疑問からどんな使い方をすべきなのか。
どんなメリットがあるのかなどマルっと解決していきます。
忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。
- マインドマップはアイデアを出すこと、内容を深掘りすることに役立つ
- アイデアの拡げ方は3ステップ
真ん中にメインテーマを書き込むこと、派生するテーマを書き込むこと、各テーマについて思いつくことを記入すること - 価値観を深掘りする方法は3ステップ
真ん中にメインテーマを書き込むこと、3つの切り口で書き込むこと、客観的な気付きを書き込むこと - マインドマップはアプリを使うことがオススメ
- マインドマップで自己分析を終えたらデータと照らし合わせること
マインドマップってそもそもなに?【アイデアや深掘りをするのにオススメな―ツール】

知っている人もいるかもしれませんが、そもそもマインドマップってなんぞや?というところからです。
こういうときは公式サイトを見てみるのが一番です。
Sometimes referred to as a brainstorm or spider diagram, a Mind Map is a visual thinking tool used to capture information and ideas. Mind Maps have been proven to boost productivity, creativity and memory. A Mind Map begins with a Central Idea (the topic to be explored) and branches out into Key Themes and further development of ideas that radiate from the center out.
公式サイト:https://www.ayoa.com/mind-mapping/から引用
英語やないかーい!!!
というツッコミが入ると思います。そうです。
公式サイトは残念ながら日本にはないそうです。
ということで翻訳したものがこちら。
ブレインストームまたはスパイダーダイアグラムと呼ばれることもあるマインドマップは、情報やアイデアを取り込むために使用される視覚的思考ツールです。マインドマップは生産性、創造性、記憶力を高めることが証明されています。マインドマップは中心的なアイデア(調査するトピック)から始まり、主要なテーマに分岐し、中心から放射状に広がるアイデアをさらに発展させます。
公式サイト:https://www.ayoa.com/mind-mapping/から引用後、翻訳
直訳したので堅苦しい日本語ですねー。
要は大切なのは3つ。
- 情報やアイデアを取り込むための視覚的思考ツール
- マインドマップは生産性、創造性、記憶力を高める
- 中心のテーマから放射状にアイデアを拡げることが特徴
マインドマップが得意なこと、苦手なこと

マインドマップは得意なことと苦手なことがありますので、まず押さえておきましょう。
マインドマップは新しい情報を拡げたり、深掘りすることに向いているツールです。
僕は新商品のアイデア出しや企画案を考えたりなどクリエイティブな作業で使っています。
なにか思いつきたい、ひらめきたいという時にはオススメのツールですよ。
たくさんの情報を見やすくまとめるのはマインドマップには向いていません。
だからマインドマップで生まれたアイデアは別のアプリやノートに整理してメモをしておくことがオススメです。
マインドマップのままだと後で見返すのが本当にめんどくさいです(笑)
自己分析でのマインドマップの使い方

自己分析でマインドマップを使うには2つの使い方があります。
- アイデアを拡げる使い方
- 価値観を深掘りする使い方
マインドマップの使い方①:アイデアを拡げる使い方
アイデアを拡げる方法は自己分析のこんなテーマで役立ちます。
- 自分の長所、短所
- 好きなこと、苦手なこと
- 性格や趣味
アイデアを拡げる使い方は大きく分けて3ステップ
今回は自分についてというテーマでやってみますね。
- STEP1真ん中にメインテーマを書き込む
- STEP2派生するテーマを書き込む
- STEP3各テーマについて思いつくことを記入する
マインドマップの使い方②:価値観を深掘りする使い方
次に価値観を深掘りする方法です。
自己分析にピッタリな方法なのでぜひ参考にしてください。
こちらも方法は3ステップ。
こちらも具体例を1つ挙げてやってみます。
- STEP1真ん中にメインテーマを書き込む
- STEP23つの切り口で考える
3つの切り口とは
- なぜ(印象的なのか、そう考えるのか、そうしたのかなど)
- 結果どうなったか
- 今振り返るとなにを思うのか
- STEP3客観的な気付きを記入する
質問項目にしたがって、答えを考えて思いつくままに記入します。
唯一の正解なんてなく心の声が発したものを記入してください。
- なぜ印象的だったのか
・自分が花瓶を割ったのに怒られると思って黙っていようとしたから
→自分の弱い部分を見てしまった気がした
・だが友達に見つかってしまった
→周りの目が気になった - 結果どうなったのか
・正直に先生に謝った
→注意されたものの許してもらった - 今振り返るとなにを思うのか
・正直に名乗り出て正解だった
→自分の非を正直に伝えられるような誠実な人でありたいから
回答を見ながら客観的に気づいたことを他と比べてわかるように赤で記入します。
- なぜ印象的だったのか
・自分が花瓶を割ったのに怒られると思って黙っていようとしたから
→自分の弱い部分を見てしまった気がした
→自分の弱い部分を見たが気がした、
もしかしたら自分が弱い存在と認めたくないのかもしれない
・だが友達に見つかってしまった
→周りの目が気になった
→もしかしたら思った以上に人目を気にする性格なのかもしれない - 結果どうなったのか
・正直に先生に謝った
→注意されたものの許してもらった
→謝るまでは不安で仕方なかったけど
許してもらったときは、心が軽くなったのは印象的だった - 今振り返るとなにを思うのか
・正直に名乗り出て正解だった
→自分の非を正直に伝えられるような誠実な人でありたいから
→どんな時でもウソをつかず、誠実で人に憧れがあるのはここが原点かもしれない
- なぜ印象的だったのか
補足:マインドマップは手書きかアプリかどちらがオススメか?【アプリがオススメ】
マインドマップをオススメしていると手書きでやるべきかパソコンなどのアプリでやるべきかどちらがいいの?とよく質問をされます。
もちろんどちらにもメリットやデメリットがあるんですが、個人的にはアプリでやることをオススメしています。
手書きの良さは何よりも思ったまま自由に書けることです。
絵を描いたりカラフルにしたりなど、デザインは自由です。
もしデザインが好きなら手書きがオススメです。
好きなようにアレンジができて、気分が乗ってきやすいので。
マインドマップはA4やA3用紙に書き込みます。
そのため自由に作れるとはいえ用紙以上の大きさにはかけなかったり、スペースが足りなくてこれ以上書けない…ということはよくあります。
そして白黒で絵が何もないマインドマップは、ちょっと寂しいものになっちゃいます。
そんなマインドマップを書いているとテンションが上がらず、だんだんやる気が無くなっていきます。
こういうちょっとめんどくさく感じるものは、どれだけ自分が楽しめるポイントを作れるかどうかってめちゃくちゃ大切なんですよね。
だからもし、デザインが苦手な人は逆効果になるので手書きで作るのはやめておきましょう。
紙と違い自由に追加、削除ができたり紙の大きさのような制約がないので、どんどん拡げていけることがアプリのメリットです。
そしてアプリであれば個性は出づらいものの、一定のクオリティが保障されます。
僕のようにデザインが苦手な人はアプリでやることがオススメです。
オススメのマインドマップのアプリはこちらで紹介しています。
当たり前ですけどスマホやPCがなければアプリは使えません。
またスタンプやイラストなどは無料版では使えないというデメリットもあります。
- イラストを描くことやデザインが好きな人は手書きがオススメ
- 他人に相談したいなら共有しやすいアプリがオススメ
マインドマップですべき自己分析テーマ29選

マインドマップの特徴を踏まえると
- アイデアを拡げること
- 深掘りして考えること
が得意なので自己分析では大活躍します。
特にオススメな使い方は
- 1つのテーマでアイデアを拡げる使い方をする
- 出てきたアイデアや価値観を新しくマインドマップで深掘りする
という使い方です。
例えばまずは
- 自分の長所というテーマでアイデアを出します。
アイデア出しをした結果、明るい、素直、元気という長所を思いつきました。 - 次に明るいというテーマを選び、さらにマインドマップで深掘りをしていきます。
どうして明るいんだろう?自分の明るさを象徴するエピソードってなにかな?明るい性格のおかげで得られたものってなにかあるかな?明るさってどんな職業で役立つかな?
という風に深掘りをしていって自己分析に繋げていきます。
マインドマップで自己分析しやすいテーマについてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
- 自分が得意なこと
- 自分が嫌いなこと
- 自分が好きなこと
- 自分が苦手なこと
- 自分の長所
- 自分の短所
- 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
- 自分の趣味
- 自分の性格
- 自分の夢、ビジョン
- 自分のキャリアパス
- 自分の大切にしたいもの、価値観
- これまでの経験で悔しかったこと
- 今までの人生で挫折したこと
- どんな家庭で育ったのか
- どんな人間関係に囲まれてきたのか
- 習い事はなにをしていたのか
- どんな部活・サークル・クラブに所属していたのか
- どんなことでケンカしたのか
- 他人に言えない秘密があるのか
- 自分のコンプレックスってどこなのか
- 大切にしている信念はあるのか
- どんな教科が好きだったのか
- 学校のイベント(文化祭など)への取り組み方
- 自分が好きな人ってどんな人なのか
- 過去の恋愛について
- あなたの友達はどんな人が多いのか
- これまでどんなアルバイトをしてきたのか
- あなたの人生で自慢できることはなにか
無料で自己分析のテーマが欲しければTwitterの箕輪さんのツイートがめちゃくちゃ役立ちます。
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『メモの魔力』特別付録「自己分析1000問」のPDFを無料公開します!
自分用やイベントなどでご自由にお使いください。
前田裕二流の自己分析のやり方は『メモの魔力』にもちろん書いてあります。笑 就活も仕事も人生もまずは自分を知ることから始まる!https://t.co/LEumPvsUPS@UGMD— 箕輪オンライン厚介 (@minowanowa) January 9, 2019
さらにより自己分析を極めたいなら、オススメの一冊はこれ。
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- ワークシートが約150ページあり、内容が超充実
- 過去の先輩たちのワークシート例があるので、自己分析のお手本にもなる
- 自己分析から自己PRへつなげる戦略も細かく解説
オススメのマインドマップアプリはこの2つ

仕事でマインドマップを毎日のように使う僕が初心者にオススメしたいマインドマップアプリはこの2つ。
- Xmind
- Mindmaster
どちらも無料で使えるので、まずはどちらかを選べばOK
MindMaster | Xmind | |
---|---|---|
ロゴ | ![]() | ![]() |
メリット | ①クラウド化対応 PCでもスマホでも使える ②比較的入力がスムーズ | ①入力項目の上限なし ②マインドマップの テンプレートの選択の幅が広い |
デメリット | ①無料版は100項目までしか 入力ができない | ①立ち上がりが遅い (体感では約30秒ほど) ②1項目に文字数が 多くなると途端に重くなる |
公式サイト |
マインドマップが完成したらすべきこと【データを確認する】

マインドマップが完成したなら最後にひと手間加えちゃいましょう。
- マインドマップの内容をメモにまとめる
- 出てきた結果をメモにまとめる
ひと手間といいつつ、2つあってすいません(笑)
まずは出てきた結果をメモアプリやノートに簡単にまとめましょう。
マインドマップにそのままでしておくと、振り返るのがめんどくさいので。
そして次が大事です。それがデータと照らし合わせること。
イメージとしてはテストが解き終わった後の見直しでしょうか。
自分が導いた答えとどこが一致しているのか、どこが違うのか見比べてみましょう。

これが僕の診断結果です。僕の例でいうと
- 明るくて社交的
- 意思がはっきりしている
- フットワークが軽くて活動的
- コミュニケーション力を必要とする仕事で能力が発揮できる
- 前例や事例がない新しい仕事で、資質を発揮できる
という長所があります。
この結果と自分がマインドマップで導いた答えが一致するかどうかの確認が重要です。
一致するなら何も問題ありません。
データとマインドマップのデータを補完し合いあいながら自己分析の精度が高まったことになります。
一方で一致しなかった場合、これが大切です。
その場合はどちらがあなたの本質に近いのでしょうか?考えてみましょう。
数学みたいに答えが1つでなければダメというわけではないので、あなたが納得できればOKです。
僕がオススメしている自己分析ツールは2つ。ぜひやってみてください。
まとめ:マインドマップを活用して自己分析を効率的に進めよう

以上がマインドマップについてです。
マインドマップについて悩んでいたあなたの役に立てていれば嬉しいです。
- マインドマップはアイデアを出すこと、内容を深掘りすることに役立つ
- アイデアの拡げ方は3ステップ
真ん中にメインテーマを書き込むこと、派生するテーマを書き込むこと、各テーマについて思いつくことを記入すること - 価値観を深掘りする方法は3ステップ
真ん中にメインテーマを書き込むこと、3つの切り口で書き込むこと、客観的な気付きを書き込むこと - マインドマップはアプリを使うことがオススメ
- マインドマップで自己分析を終えたらデータと照らし合わせること
ぜひ、マインドマップにチャレンジしてみてください。
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