- 圧迫面接ってどうやって対策すればいいの?
- 圧迫面接をする会社って何か目的があるの?
そういった悩みをこの記事では解決します。
就活をしているともしかしたら圧迫面接というものを経験するかもしれません。
僕も6年前ですが就活生のときには、何度か受けたことがあります。
就活支援をした学生たちからも毎年圧迫面接に出会ってしまったという愚痴を聞かされたり、相談されることもあります。
初めて圧迫面接を受けると、めちゃくちゃ驚くと思います。ですが対策や目的を知っておけば大丈夫。
今回は僕のこれまでの経験や就活生から聞いた内容を含め、書いていきます。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
採用コンサルタントに転職して5年目 - 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う - 2021卒採用真っ最中
今回は
- 圧迫面接とは?
- 圧迫面接の目的とは?
- 圧迫面接の対策とは?
- 圧迫面接を回避する方法
について書いていきます。
すぐに対策を知りたい方はこちらのボタンをどうぞ。
忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。
- 圧迫面接をする企業には入社しなくてもOK
- もし入社をしたいなら
反対意見を想定しておくこと、面接官も役割で演じていると思うこと
自分から辞退することだってできることを覚えておくこと - 圧迫面接を避けるには
対人関係が中心の仕事避けること、キャリアセンターを利用すること、新卒応援ハローワークを利用すること、スカウト型サイトを利用すること、就活エージェントを利用すること
- 圧迫面接の対策なんてしなくていい
- 圧迫面接をしている企業かどうか見極める方法
- 圧迫面接とはなにか?
- 圧迫面接をする企業の目的
- 過去あった圧迫面接の実例の紹介
- 圧迫面接に対抗する4つの対策
- 圧迫面接の4つの対策①:事前に圧迫面接が来ることを想定しておく
- 圧迫面接の4つの対策②:反対意見を言われることを想定しておく
- 圧迫面接の4つの対策③:面接官も役割を演じているんだと思う
- 圧迫面接の4つの対策④:事前に圧迫面接が来ることを想定しておく
- 圧迫面接を避ける5つの方法
- 圧迫面接を避ける方法①:人と接することが中心の仕事を避ける
- 圧迫面接を避ける方法②:学校のキャリアセンターから紹介された企業の選考を受ける
- 圧迫面接を避ける方法③:新卒応援ハローワークを利用する
- 圧迫面接を避ける方法④:スカウト型サイトの利用
- 圧迫面接を避ける方法⑤:就活エージェントの利用
- まとめ:事前準備をすれば圧迫面接は大丈夫!圧迫面接を避けても就活は問題なし!
圧迫面接の対策なんてしなくていい

圧迫面接の対策の記事なのに、いきなりこんなことを書いてすいません(笑)
ですがこれが僕の本音です。だって圧迫面接をする会社なんていかない方がいいというのが僕の本音だからです。
なぜなら圧迫面接をする会社というのは基本的な考え方として厳しい環境の中でこそ人が育つという価値観を持っている会社が多いからです。
- 若いうちは苦労は買ってでもした方が良い
- 上司・先輩の指示は絶対の社風
- 仕事第一優先の先輩社員たち
ちなみに僕の前職もそういう会社でした。僕の同期は68人いたんですが、2年ぐらい経てば半部以下になっていました。
まぁその後1年以内に僕も退職したんですけどね。
ということでそんな環境で働くことは本当にオススメしないので、圧迫面接をする会社で働くのはやめた方が良いです。
圧迫面接をしている企業かどうか見極める方法

圧迫面接をしている会社、していた会社なのかは簡単に見極めることができます。
- 口コミサイトで調べる
- Twitterで検索
企業の選考を受ける前に口コミサイトを活用することをオススメします。
以下で紹介する口コミサイトはすべて無料なので、気になった口コミサイトに登録しておきましょう。
- みん就
- 就活会議
- Openworks
- カイシャの評判
圧迫面接をする会社はオススメしません。
ですが大手やブランド企業もまだ一部実施しているので、どうしても入社したい第一志望が実施しているため、対策をしなくちゃいけないということがあるかもしれません。
そんなこともあると思うので、対策も一応合わせて紹介しておきます。
圧迫面接とはなにか?

まず圧迫面接とは何かを念のため確認しておきましょう。圧迫面接とは就活生にプレッシャーを与える面接方法の総称です。
- 就活生の面接解答を全否定する
- 無表情で就活生が話しづらい雰囲気を作る
- 人格否定をするような発言をする
- 怒鳴ったり威圧的な態度をとる
基本的には就活生1名に対して企業側が複数名で面接官として参加し、行われるケースが多いです。
拘束時間は30分~45分ほどで実施する企業が多い印象です。
時間的にみると短く見えますが、体験するとめちゃくちゃ長く感じます…
圧迫面接をする企業の目的

どうして企業は圧迫面接をするのでしょうか?巷では2つの理由をよく言われています。
- 就活生のストレス耐性を見るため
- 就活生の対応力を見るため
その通りなんですけど、もう一歩じゃあなぜストレス耐性と対応力を企業が見る必要があるのか?ということを考えることが大切です。
その答えはシンプルで、仕事に必要なスキルだからです。
- 広告業界
- アパレル業界
- 小売業界
- 営業・接客業
- コンサルティング職
上記の業界・職種ではこんなことがあります。
- お客様からクレームを言われることがある
- 相手を否定するようなことを伝えなくてはいけない時がある
- 反対意見がぶつかったときに、妥協点を探さないといけないことがある
そんなときに対応できる人材なのかを見極めるために、圧迫面接が行われているということです。
過去あった圧迫面接の実例の紹介

具体的にどんな圧迫面接があったのかを紹介していきます。
圧迫面接の種類は大きく分けて3種類
- 相性否定型
- 理想・やる気否定型
- 人格否定型
圧迫面接の種類①:相性否定型
採用担当者が就活生と自社がどれだけ相性が良くないのかということをコンコンと説明するパターンです。
- あなた、うちの会社に向いていないんじゃないの?
- うちの会社では学校で学んだこと活かせませんよね?
- その考え方うちでは通用しないよ?
というような言葉を投げかけ就活生がどのように切り返してくるのかを様子を見守ります。
圧迫面接の種類②:理想・やる気否定型
こんな仕事がしたい!こうやって社会に貢献したい!と夢を描いている就活生に対して、真っ向否定するタイプです。
- 当社の仕事はあなたが考えているような仕事ではありません
- 残業も多くてきつい仕事だからうちで働くのはやめた方が良いよ
- やる気でどうにかなる仕事じゃないんだよね
まー、否定のオンパレードという感じですね(笑)
相手に否定されたからと言って、その意見をまた否定すると火に油です。一旦相手の意見を受け止めつつも、切り返す方法を考えておいた方が賢明ですね。
圧迫面接の種類③:人格否定型
もうここまでくるとイラっとくるものもあるんですが…
- あなたって個性がないようね
- よくここまでの選考に残ってこれたよね
- 特にあなたから魅力を何も感じないんだけど、あなたを採用するとうちにどんなメリットがあるか教えてもらえるかな?
さて例を見てひとしきり腹を立てた後はどう対策をしていくかを紹介しますね。
圧迫面接に対抗する4つの対策

まずは圧迫面接の対策をざっと書きます。
- 事前に圧迫面接が来ることを想定しておく
- 反対意見を言われることを想定しておく
- 面接官も役割を演じているんだと思う
- 自分から辞退していやると思っておくこと
圧迫面接の4つの対策①:事前に圧迫面接が来ることを想定しておく
もし次受ける面接が圧迫面接だったら…ということを考えて面接対策をしておきましょう。
先ほども書きましたが次の面接が自分1人だけに対して面接官が複数いる場合は、圧迫面接の可能性が高まります。
不意に圧迫面接に会ってしまうよりも、事前に想定しておいたが方がダメージは少なくなるはずですし、当てが外れて普通の面接だった場合は簡単に感じるのでどちらでもOKです!
圧迫面接の4つの対策②:反対意見を言われることを想定しておく
圧迫面接で王道なのが就活生の意見を否定することです。
例えば
となるわけです。こんな反対意見を言われたときにどう対応するのかを考えておくということです。
もちろん正解は1つというわけではありませんが、例えば
だから御社に入社をして自分の力を試したいと思っています。
上手くいかないこともあると思いますが、その時は改善力を発揮してより良くするにはどうすればいいのかを考えます。
そしていつか、私が入社をしてくれてよかったと思ってもらえるような人材になれるように1日を大切にし過ごしていきます。
となるわけです。
- 一旦相手の発言を受け止める
- 自己PRを改めて伝える
- それでもなお入社したいという意思を伝える
圧迫面接の4つの対策③:面接官も役割を演じているんだと思う
圧迫面接を受けていると本当に自分のことを否定されているような気がしてきます。
ですが面接官はあくまでも就活生の意見を否定する役割を演じているだけということを忘れないようにしましょう。
面接官だって好きで否定しているわけじゃありません。
稀に否定され過ぎて面接中に逆ギレをしたり、泣き出しちゃう学生もいるいます。
圧迫面接で感情的に対応するのはNGなので、今できることを冷静に行いましょう。
そのためにも志望動機と自己PRはしっかりと作り込む必要があります。
面接本番前に友達や先輩に面接の模擬練習をしてもらうといいかもしれません。
圧迫面接の4つの対策④:事前に圧迫面接が来ることを想定しておく
これ最強の対策です。
もう最悪圧迫面接中にイラっときたり、どうしても許せないことが起きてしまったなら、即刻辞退してやるというつもりで本番に臨みましょう。
圧迫面接を受けていると面接官に認めてほしい、採用してほしいと気付けば面接官との間に主従関係が出来上がっていることがよくあります。
このままの状態では面接が上手くいかなかったとしたら、すべて自分が悪かったんだと自己嫌悪になり、自分を責め続けてしまいます。
就活は長期戦なので、失敗した気持ちを引きずり続けると就活自体が苦痛になって、続けることがしんどくなっちゃいます。
それは避けてほしいので、極論そんな圧迫面接なんかしてくるよくわからない企業のためにあなたの大切な人生は左右されてはいけないということです。
もし思った以上に圧迫面接が上手くいかなかったり、想像以上にダメージを受けてしまったなら、自分から断ってやるんだ!!と思って、断ってやりましょう!!!
圧迫面接を避ける5つの方法

では最後に圧迫面接を避ける方法をご紹介します。
やっぱりできるなら圧迫面接は避けて通りたいですもんね!
- 人と接することが中心の仕事を避ける
- 学校のキャリアセンターから紹介された企業の選考を受ける
- 新卒応援ハローワークを利用する
- スカウト型サイトを利用する
- 就活エージェントの利用
圧迫面接を避ける方法①:人と接することが中心の仕事を避ける
仕事で必要な能力を見極めるために圧迫面接をするのであれば、人と接することが少ない仕事の選考を受ければ圧迫面接に会う確率は低くなるということです。
世の中にある仕事の過半数は人と接する仕事ばかりですが一部の仕事では、避けることもできます。
- 製造業
- 事務などの社内業務がメインの仕事
- プログラマー
ITの需要はまだ高く優秀なエンジニアは引く手あまたなようですから、転職にも困らないでしょう。
時間があるならプログラミングの学習を初めてはどうでしょうか?
圧迫面接を避ける方法②:学校のキャリアセンターから紹介された企業の選考を受ける
通っている学校のキャリアセンターに相談をしてみましょう。
そしてその時に、こんな質問をしてみましょう。
- 先輩の就活生はどんな企業に入社をしたのか?
- その中でも毎年、定期的に先輩たちが採用されている企業はあるのか?
一定の学校から数名ずつ採用をすると決めている企業があります。
多くの場合は大手企業でも名前を聞いたことがなかったり、中小企業だと思います。
紹介してもらった企業の話を聞いて、興味が出たのであればキャリアセンターから紹介をお願いしてみましょう。
定期的に採用している企業ならばキャリアセンターと採用担当者はすでに顔見知りで話が早いケースがよくあります。
このルートで行けば圧迫面接をされ得る可能性は低くなります。
なぜなら、就活生からキャリアセンターに圧迫面接を受けたと報告をされてしまうと、来期以降の採用に悪影響だからです。
ただ内定を約束されているわけではないので、しっかりと他の企業と同じように就活の準備はしておきましょう。
圧迫面接を避ける方法③:新卒応援ハローワークを利用する
ハローワークと聞くと中途採用で使うイメージがあるかもしれません。
ですが新卒採用を専門で支援しているハローワーク、新卒応援ハローワークというものがあります。
ハローワークと同様に無料で使うことができ、専属のアドバイザーがつくので、相談しながら就活を進めていくことができます。
ハローワークのアドバイザーは中小企業の採用担当者と顔見知りなケースがあるので、受験する前に圧迫面接の有無を確認しておきましょう。
またこちらでも先ほどのキャリアセンターの例と同様に、もし圧迫面接を行ってしまえば、就活生からハローワークに報告されるとこれからの採用活動がし辛いくなるので、圧迫面接を受ける可能性は低くなります。
そして僕がここでオススメしたいのがユースエール企業の選考を受けることです。

ユースエール企業とは
- 若者を求めている
- 労働環境が良い
- 人材育成に積極的
だと厚生労働省が認めた企業です。
(引用先):厚生労働省(https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-okayama-plaza/content/contents/000462502.pdf)
このユースエール企業に認められるには以下の様な条件があります。
- 新卒正社員の入社後3年以内の離職率が20%以下
- 月平均所定外労働時間(つまり残業時間)が20時間以下
- 有給休暇の取得日数が平均年10日以上
- 有給休暇の取得率が70%以上
- 応募する段階で企業の労働環境や就労実態が十分に理解できる
というような条件があるので、ここをクリアできているなら最低限の福利厚生は見たしているということになります。
「若者雇用促進総合サイト」と検索すれば見つかるので、よければ参考にしてください。
圧迫面接を避ける方法④:スカウト型サイトの利用
企業側からオファーが届くのがスカウト型サイトの特徴です。
登録している学生のプロフィールを見た企業からオファーが届くので企業側はある程度が学生に興味関心がある状態です。
採用担当者も人間なので自らオファーを出した相手に対して、圧迫面接をするというのはやはりやり辛いです。
僕がこれまで就活支援をした学生にも紹介してきましたが、まだ圧迫面接に会ったという話は聞いたことがないので、安心して利用してください。
僕がオススメするスカウト型サイトは2つです。


圧迫面接を避ける方法⑤:就活エージェントの利用
就活エージェントとは就活生の希望条件をヒアリングし、就活生の代わりに条件に合う企業を探し、紹介してくれる民間企業のことです。
就活生は利用料は無料なのでこちらも気軽に使ってみてください。
就活エージェントから紹介される企業は事前に、就活エージェントの審査を潜り抜けた企業なのでブラック企業は混ざっていません。
事前に就活エージェントに圧迫面接をする企業は避けたいということを伝えておけば、しっかりと対応してれますよ。
早い人だと就活エージェントを利用すれば、3日で内定が出るケースもあります。
就活エージェントについてまとめた記事はこちらです。

オススメの就活エージェントが知りたければ、僕が選んだオススメ就活エージェントをまとめています。

まとめ:事前準備をすれば圧迫面接は大丈夫!圧迫面接を避けても就活は問題なし!
ちょっと長くなってしまったのでまとめます。
- 圧迫面接をする企業には入社しなくてもOK
- もし入社をしたいなら
反対意見を想定しておくこと、面接官も役割で演じていると思うこと
自分から辞退することだってできることを覚えておくこと - 圧迫面接を避けるには
対人関係が中心の仕事避けること、キャリアセンターを利用すること、新卒応援ハローワークを利用すること、スカウト型サイトを利用すること、就活エージェントを利用すること
今回の記事がお役に立てばうれしいです。あなたの就活が成功することを心から祈っています!
オススメ:採用コンサルタントが選ぶ就活エージェントオススメ8選【新卒向け】
オススメ:【あなた以外は知ってる!?】就活を成功させるオススメツール7選