- 不採用通知をもらって就活を続ける自信がなくなった
そういった悩みをこの記事では解決します。
そろそろ就活が佳境となってきているので、中には不採用通知をもらってしまった人もいるかもしれません。
そしてここではっきりとまず言っておきたいのが、不採用の理由は能力不足だけではないということです。
自分ってダメな人間なんだ…と落ち込む前にこの記事をぜひ読んでほしいと思います。
不採用通知を企業が出す理由と、不採用通知を出すかどうか判断する裏側、そしてこれからどうすべきなのかということを順を追って紹介していきます。
ちなみに僕の経歴は以下のとおり。
- 前職は大手人材会社に約3年勤務後、
採用コンサルタントに転職して5年目 - 就活支援をした学生は100名を超え
- 約10社の採用担当者を兼務して
2020採用では2,000名を超える就活生と出会う - 2021卒採用真っただ中
この記事を読み終えれば企業がどうして不採用通知を出すのかが理解できて、それに必要な対策をすることができます。
忙しい方もいらっしゃると思うのでこの記事の結論を書いておきますね。
- 企業が不採用通知を出すのには5つの理由がある
- 就活では相対評価が重要
- 不採用通知をもらったなら
しっかり休む、その後改善点を洗い出し、企業受験数を増やすことが大事
- 不採用通知が出る5つの理由
- 不採用通知が出る5つの理由①:能力不足
- 不採用通知が出る5つの理由②:先輩社員との相性が合わなさそう
- 不採用通知が出る5つの理由③:任せられる仕事がなさそう
- 不採用通知が出る5つの理由④:次の選考に進める理由がない
- 不採用通知が出る5つの理由⑤:採用枠の限界
- 就活で知っておくべき評価基準【採用の裏側】
- 不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと
- 不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと①:とりあえず休憩
- 不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと②:就活の改善点を洗い出す
- 不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと③:選考を受ける企業数を増やす
- まとめ:不採用通知をもらっても、対策をすれば必ず就活は成功する
不採用通知が出る5つの理由

不採用通知をもらってしまうと就活を続けることが嫌になってしまいますよね。
一体自分のなにがダメだったんだろうと…と自分を責め続けるかもしれません。
ですが自分を責め続けるのはとてもつらいので、ここでどうして不採用通知が出てしまったのその5つの理由を解説します。
不採用通知が出る5つの理由①:能力不足
ほとんどの就活生が不採用の理由でイメージするのがこれ。
- SPIの点数が基準点に届かなかった
- エントリシートで惹かれるような自己PRが書けなかった
- 面接で明確な志望理由が伝えられなかった
- グループディスカッションでアピールできなかった
こんな例を想像しちゃいますよね?
この不採用の理由はシンプルで受けた選考で至らなかった点があったということです。
もし振り返ってみて心当たりがあるのであれば改善する必要があります。
対策の役に立つ記事を貼っておくのでよければ参考にしてください。
不採用通知が出る5つの理由②:先輩社員との相性が合わなさそう
入社後の配属予定先の上司や先輩社員との性格などの相性が合わなそうという理由です。
これは面接の受け答えやグループディスカッションで感じた人柄や話し方を見て判断されるケースが多いです。
正直これは相性なので対策の正解はないです。
就活でたくさんの企業を受ければ単純に合わない企業もいくつかはあります。
むしろ入ってから気づくよりもラッキーだったと思って切り替え、他の企業に再チャレンジしましょう。
不採用通知が出る5つの理由③:任せられる仕事がなさそう
志望する仕事や職種と合わないと判断されたということです。
例えばとある会社の営業職を志望して選考を受けたとしましょう。
営業という仕事はちょっと特殊で、営業と言っても企業ごとに内容が全然違います。
- 飛び込み営業でゴリゴリと新規開拓する
- 既存顧客へ営業をし続け関係性を作る
- 自らDMを作成し、反響確認のテレアポ営業
- 販売代理店の関係づくりをする
ということなのである会社の営業では活躍できる人でも別の会社では成果が出せないということはよくある話です。
営業を募集していれば、とりあえず営業を志望してみるのではなく、事前にどんな営業スタイルの企業なのかを確認しましょう。
もちろん営業を例に挙げているだけなので、他の職種でも同様なことが起こります。
職種だけで志望するのではなく、具体的にどんな仕事をするのか。
その仕事は自分が得意そうなのか、得意かどうかわからないとしたら苦手なことじゃないのかが大切です。
自分が活躍できるフィールドかどうか見定めていきたいですね。
不採用通知が出る5つの理由④:次の選考に進める理由がない
次が最終選考というタイミングの合否決定で良く起こるケースです。
最終選考は多くの場合は社長や経営層との面接という形式です。
ということは、会社の中でとってもえらい人たちが登場するということです。
最終選考会へ進めるということは、採用担当者や人事部長たちが就活生をえらい人にオススメするということです。
そこでもし、オススメした学生がいまいちだと思われてしまったらどうでしょう?
- 採用担当は何をやっているんだ!
- 人事部なのに、人を見る目がまったくなっとらん!!
と後々えらい人にめちゃくちゃ怒られます。
ということで、最終選考会に進めるかどうかというのは採用担当者たちにとっては重要な決断をするわけです。
だから他の選考よりも若干見る目が厳しくなります。
これまでの選考は減点箇所がなければ合格だったものが、加点箇所がなければ不合格という判断に切り替わります。
最終選考前で落ちてしまったのであれば、加点要素を意識しましょう。
- 明確な志望動機
- どうしても入社したいんだという熱意
- 採用担当者が他者に自信をもって伝えられるような自己PR
- 一緒に仕事をしたいと思わせる人間力
→元気な挨拶、素早いメールの返事、礼儀作法、愛嬌の良さなど
不採用通知が出る5つの理由⑤:採用枠の限界
募集定員に対して、応募者が殺到するブランド企業や人気職種だとよくあるケースです。
例えばとあるブランド企業は選考過程の受験者に上限を設けています。

応募者が殺到しても、採用数は増えないのでこの限られた椅子をめぐって選考をするようになります。
ブランド企業は応募者が多くなるので
- 選考対策をしっかりする
- 他の企業(滑り止め)も受けておく
就活のリスクヘッジは重要です。
就活で知っておくべき評価基準【採用の裏側】

採用するかどうかを決定する重要な評価基準には実は2種類あります。
- 絶対評価
- 相対評価
初めて聞いたかもしれませんが簡単に説明するとこんな感じ。
- 絶対評価
→〇点以上で合格 - 相対評価
→上位〇名まで合格
特に就活では後者の相対評価で判断されるシーンが多いです。
例えば

同じ免許証という資格ですが、左側だと特に印象は残りませんが、右側であれば加点評価です。
なぜなら母集団と比較して希少だからです。
この考え方は就活の色んなところで影響します。
- 性別
- 学歴
- 資格
- 出身地
- 文系 or 理系
とあるところでは普通でも、とあるところではめちゃくちゃ希少だということがあるんです。
希少性だけじゃなくて、仕事に関係ある資格ということが大切です。
- 経理なら簿記
- 外資系ならTOEICやTOEFL
- コンサルティングファームなら中小企業診断士
- 人事・労務系なら社会労務士
- 法律事務所なら弁護士や行政書士
もちろん希少な資格であればあるほど、難易度は上がります。
ですがその分持っていれば、大きく加点評価となります。
資格だけじゃありません。あなたが持っている個性が母集団によっては武器になります。
- 理系が多く大人しい就活生が多そう
→文系でコミュニケーション能力に長けていることをPR - 男性が多い営業職
→女性目線で営業できることをPR - 工学部卒が多い環境
→未経験の自分が一から仕事を覚えて、これから未経験の新人でも活躍できるような環境を整えていきたいとPR
もしかしたら、短所だと思っていたことが母集団によっては強みに代わることだってあるんです!
不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと

就活を再開するには以下のステップが大切です。
- とりあえず休憩
- 就活の改善点を洗い出す
- 選考を受ける企業数を増やす
不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと①:とりあえず休憩
とりあえず1日休みましょう。感情的で考えていいことなんてありません。
好きなことを思いっきり楽しみましょう。
- マンガ
- ゲーム
- カラオケ
- 友達とカフェや居酒屋に行く
まじめで頑張り屋な人ほど、1日休んでしまったら周りに遅れてしまうんじゃ…と思いがちですが、正直1日休んでも変わりません。
焦る気持ちもわかりますが、一旦就活は忘れて休憩しましょう。
不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと②:就活の改善点を洗い出す
ゆっくり休んだ後は、改善すべきところを洗い出します。
しつこいようですが、休憩した後にやってくださいね!!
じゃないとここの精度が全然変わります。そして改善点を考えるには1つルールがあります。
それは制限時間は長くて30分とすること。長く考えすぎてもいいことはありません。
改善点を探すことはある意味で自分へのダメ出しになるので、長すぎると落ち込んじゃいます(笑)
限られた時間でしっかりと改善点を見つめなおしたなら、あとは直すだけです。
不採用通知をもらって嫌になったならこれから就活を再開するためにすべきこと③:選考を受ける企業数を増やす
1社不採用通知をもらってしまったなら、次は2社の選考を受けることをやってみてください。
そうすることで、自分の手持ち企業が0になって焦るということがなくなります。
今ならいろんな方法で企業を探すことができます。
- リクナビやマイナビなどの就活ナビ
- オファーボックスやキミスカなどのスカウトサイト
- 就活エージェント
実際に利用者の声を集めた記事を用意してますので初めて目にした人は良かったらこちらの記事を参考にしてください。



自分に合う就活の方法でいろんな企業と出会っていきましょう!
まとめ:不採用通知をもらっても、対策をすれば必ず就活は成功する
最後にまとめです。
- 企業が不採用通知を出すのには5つの理由がある
- 就活では相対評価が重要
- 不採用通知をもらったなら
しっかり休む、その後改善点を洗い出し、企業受験数を増やすことが大事
不採用通知をもらってしまえば自信がなくなってしまうかもしれません。
ですが理由を知り、対策をすることが就活の成功には必要です。
一旦休んでから、就活を再開すればきっと就活は成功しますよ!
オススメ:採用コンサルタントが選ぶ就活エージェントオススメ8選【新卒向け】
オススメ:【あなた以外は知ってる!?】就活を成功させるオススメツール7選